きとろの徒然日記

観たお芝居、旅行のことと食べたこと

リオレに夢中

標題のとおりだ。

オメー2023年観劇まとめはどうしたと思わないでほしい。

今必死にいい記憶も悪い記憶も思い出しながら書いている途中なのだから。

 

月初の地獄の中、半笑いで残業を吹っ飛ばし内幸町の喧騒を駆け抜けリオレに夢中という虎ノ門横丁のポップアップに参戦してきた。

布団の中にいる今となっては、まぁ明日考えます、明日がんばりますを繰り返したことが遥か昔のよう。

 

 最初に入場料7,000円を支払った上で下記のメニューが注文できる。

賛否あるでしょうが、食べ終わった今も判断がつかない。このシステムだからこそお店とお客がwinwinであると考えれば今後このような形態のお店が増えることは喜ばしいことだと思う。

ちなみにドリンクはアルコールは400円程度~だったはず。途中いただいたウーロン茶(80円)がめちゃくちゃおいしかった。

メニューは10日から新しくなったそうで、隣の紳士は前中後と予約されているのだそう。

 最初にお断りしておくが今、私は酩酊している。それでも楽しかった記録を残せずにいられずに今パソコンの前に座っている。持ちうる限りの賛辞を込めたつもりだが舐めた口を聞いていると感じても許して欲しい。

 

こちらが本日のメニュー。

下記の写真は出てきた順である。

こちらはおかわりしたバーニャカウダー。これはよく見るバーニャカウダーとは異なり、シャカシャカポテトのように様々なスパイスやうまみの粉(ハッピーターンの粉と同義)と新鮮な野菜が入った紙袋を各々でふりふりして食べるという何とも遊び心あふれたもの。周りの方の見様見真似でふりふりと振ったものの振りが甘かったのか1回目はあまりうまみを感じられなかった。シャキシャキとお野菜がひたすら美味しかった。

 しかし2回目ではがつんと鰹節とニンニクの味を感じられ、これ素焼きせんべいにかけたらめちゃくちゃおいしいだろうなと失礼なことを考えながら一人暮らしではおざなりになりがちな野菜を夢中で摂取することができた。

おかわりしたかったものの胃袋の限界でできなかったカルパッチョ

海無し県出身者、魚が大好き!!

はるかという品種の柑橘は苦みと酸味のバランスが絶妙で鯛との相性が抜群だった。ボウルいっぱい食べたい。叶うなら月1食べたい。

猪ですって。猪の燻製ベーコンは昔幾度となく口にしたが、臭みというか癖が特徴的な印象だった。しかし、この肉団子(ポルペッティ)は癖がなく、この肉団子(ポルペッティ)は何のお肉?と思わずメニューを見返すほど。下のオムレツも驚くほどに味が濃いのに肉団子(ポルペッティ)の味を邪魔せずそっと寄り添っているのが印象的。

 

さつまいもの左上、黄色いニンジンみたいなのの右上にあったのがおいしかったのですがなんだったのでしょうか?カブ?

クミンと黒豆ってこんなに親和性が高いのかと驚いたフムス。

フムスの上に映っているのは金柑(以前いらした方のおすそわけだそうですご相伴にあずかりました。)で、皮以外はまずいという印象が一気に取り払われるほど甘くほろ苦い味わいにうっとり。

 

実はこれがベストヒット。

チーズとキウイ、ワサビ菜に鴨のマリアージュが素晴らしくこの一皿でもう一杯いってしまうほど。

これが酔いの始まりだったのでもっと食べたい!と思ったけれどもこの量でやめておいて正解だったとも思う。

鹿!!!

鹿を殺すと石子詰め(穴の中に投げ込まれた上に投石されて死ぬ)にされる土地に生まれた人間としてはなんとか一矢報いたい。あの時食べられたレポートの恨み。

ということで×2にしました。私めとお話してくださった隣の淑女は参加されていないものの高校時代の修学旅行が古の土地だった模様。

何もないです!(胸を張る)

ですがいい土地ですよ。いつかおいでませね。

耳たぶパスタ。

ほどよい固さとくどくないクリームソースに一気に食べてしまった。このお肉はサルシッチャです。めちゃくちゃおいしい。サルシッチャだけでワイン。こんなに小さいのにジューシーで肉肉しい。すごいぞサルシッチャ。

 

 このあたりで途中予約できていないか確認してお手を煩わせて申し訳ありませんでしたとシェフにお詫びした。(抽選予約したものの自分の不手際により自動返信メールがなく、シェフの時間を奪ってしまっていた)

関口シェフは何故今と困惑されていた。

それもそう、最初でも最後でもなく思い切り中盤である。

しかし私はこの目の前のグラスを空ければ酩酊必至。当初は「帰りに言えばいいわ」と思っていたもののうっかり(うっかり?)酒を飲んでしまったのでせめての自らの不甲斐なさを詫びるのであれば今と決死の思いである。

今この記事を書いている今もどうにか乗り過ごしまいと目蓋をこじ開けて居る最中なのだから無理もない。これを言えただけでも満足した。

ボロネーゼ。英雄ボロネーゼ。

正直飲んでしまったので、おいしい!!!!ということしか覚えていない。ここで服にこぼしたことはさっきセーターの袖が教えてくれた。

天使の海老が入ったリゾット。海老のうまみがすごい。トマトの酸味が絶妙。

海老が海老海老している。意味が分からないだろうがぷりぷりしているのではなくブリブリしていた。これは語感の問題なので無視してもらっていい。

ここでおかわりしたワインが途中で尽きそうになったのだけれど、すこし残して2本目へと移行したので理由を聞くと滓があるからだそう。振ったら…ダメなのか…ワインって…?滓の部分飲んでみます?と聞いていただいて飲んでみるとジュースみたいでおいしかったけれどワインではなくて面白かった。

リオレ!!!!

お米をミルクで炊いた、もの…?あまくてくどくなくてさっぱりおいしい。ココナッツミルク味で似たようなものを食べたことがあるが甘みのしつこさというところでは随分な差である。いちごのベリーソースとキャラメルソースを2種類とも頼んだのだけれど人の目を盗んで一緒に食べてみると多幸感に襲われると同時に(明日の仕事行かなきゃダメかな?)と悪魔が囁き始めたためこれにてお会計。最後に関口シェフに「300gで良いんですか???」と聞かれながらも踏みとどまってリオレを購入し、持ってきた(お昼休みに100均で購入した)タッパーに入れてもらって帰宅。

 

ずいぶん食べて飲んだ。

途中美女に少女と呼ばれて舞い上がったり、顔が真っ赤になっていく人を見て不安になったりシェフ陣の摘み食いなど皆さんの楽しそうな様子を見たりでずいぶん楽しませていただいた。

楽しかったしおいしかった。

また明日からもやっていけそうな気がする。

関口シェフ始め、皆様ありがとうございました。

酔いも醒め始めたので寝ます。

 

#リオレに夢中